第5章 SONY MDR-7506 [『誘惑』アーカイブ]
※※この記事は、ブログ「ヘッドホン・ミュージックの誘惑」で発表した記事を転載したものです※※
http://blog.so-net.ne.jp/dir_rv05/
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第3章、第4章とDJモデルを紹介したところで、
今回はモニタータイプのSONY MDR-7506を紹介したい。
有名な「赤ライン」、「赤帯」の愛称を持つMDR-CD900STの、
海外版とも兄弟機とも言われるのがこの「青ライン」、「青帯」MDR-7506である。
実は7506には海外向けと国内向けがあるらしく、
ドライバーの素材も、サマリウム コバルトとネオジウムの違いがあるらしい。
私の所有しているものは海外版のサマリウム コバルト マグネット仕様の製品である。

分解能も高く、バランスのクセも少なく優秀な機種である。
音調はストレートでダイレクト。
ただし、音場はほとんど奥行きといった立体感が無い。
CD900STと比べると、音場は左右には比較的広いが、
幾分Fレンジが狭く、音も丸い気がする。
やや高音寄りのフラット系であるが、若干ナローであると感じる。
その分聴き易く、音楽鑑賞の際には疲れにくいかもしれない。

モニター系の製品は、オーディオマニアの間では、
「チェック用」とか「音楽鑑賞には向かない」とか言われる事も多い。
確かにそれも一理ある。
なぜならリスニング用の高級機は、
ここまでストレートに音を出す方向性ではなく、
もっと「聴かせ方」のような部分にも魅力があったりするるからだ。
音場も、より立体感を感じさせてくれる機種も他に数多くある。
こちらのサイトでそこら辺についての見解が詳しく書かれている
http://blog.goo.ne.jp/ilikemusic222/e/e2064d67bbaf4dbee2a5b0391cec9630
私はこのサイトの内容には基本的に同意できる。
ただし、こういう音を好む人もいるだろう。
実は私もそういう部分があって、他のヘッドホンを持っていても、
ついこのヘッドホンで聴きたくなる時があるのだ。
特にリズム系など、ノリの良い音楽には向いていると思う。
たとえば、複数のヘッドホンを所有しているユーザーや、
これから付属のイヤホンから単体のヘッドホンを買おうという方なら、
スポーツライクな聴き方をしたり、意外と楽めるのではないだろうか。
もちろんのこと、オーディオチェック用にも使えるわけで、一石二鳥!

音自体は意外とアッサリ系。
濃密に実体感を持って、という感じでは無く、
とてもクセが少なく冷静な印象の音。
さすがモニター系の代表格という感じの音だ。
ある意味で、電気的とも感じられる音かもしれない。
高域はそれほど伸びていないが、中高域あたりの分解能は結構イイ感じ。
ボーカルの聞き取りにはもってこいといった印象。
ただし、繰り返すが、奥行きといったものはほとんど感じられない。
これはCD900STにも共通して言える。
左右への広がりはCD900STよりもある気がする。
それでも広大な音場というわけでも無い。
低域は解像感が低く、特に下までしっかり伸びているわけではないが、
それが疲れにくい部分でもある。

基本的にモニター調の音なので、さすがにFバランスも良く、
多少、中高域に強調感があるかな?という程度。
低域や高域の上限をあまり欲張ってないのも、疲れにくいと感じる一端かもしれない。
それでもリスニング用高級機と比べると、ストレートでダイレクトな音調である。
人によっては、痛い高域、と感じる人もいるかもしれない。
逆に、よりストレートにダイレクトな音を聴きたいならCD900STが良いだろう。
低域の伸びは7506より良い。
そういう意味でもモニター調でありながらリスニングにも使えるとも言える。
付属のイヤホンからのステップアップの場合、
より高い分解能やバランスの良い音に、素直に感動できると思うし、
何より、プロの定番の機種へのあこがれもだいじな要素!
高級機への1歩前のステップとしてもいいかもしれない。
さらなる音楽的要素を求めて別の機種を買い足したとしても、
後々充分使い分けができるのではないだろうか。
かく言う私も、このモデルでの音楽鑑賞をやめられない。 
山下達郎を、あえて「赤帯」ではなく、7506で!(笑)
タイトル曲の後半の効果音の渦は圧巻!
今聴いても、イイ曲が多いんだよなぁ・・・
当時、拒否反応していた人にこそオススメ!(マジで!)
陽水はイイ曲イイアルバムがイッパイだけど、あえてこのアルバム!
このアルバムで戻って来たんだよね・・・
もちろん陽水もイイけど、玉置浩二のボーカルも魅力的!
詞・曲ともにやっぱり才能あるんですねー





















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